生きづらさと自律神経

 以前Xでこんな投稿を見かけた。

 

 

 それはもう目から鱗だった。自律神経の不調に長年悩まされてきたけれど、改善どころかそもそも私は自律神経が健全に発達していないのかもしれない。衝撃的ですらあった。同時にしんどさの原因がまた一つ解き明かされた気がして、目の前が開けたような気持にもなった。

 

 誰かと居ても一人で居てもゆったりリラックスできない。身体的にも心理的にもほっと緩むのが難しく、いつも緊張や不安でぎゅっと固まっている感じがする。これが私の普通だが、自律神経が健全に発達している人はもっと穏やかで安心感に包まれた感覚になれるようなのだ。そして安定的で調和的な人間関係を築くのが難しいのも、自律神経の不安定さが関係しているらしい。

 

 毒親育ちやトラウマ持ちの生きづらさは、甘えでも何でもない。調べれば調べるほどそう思う。辛かった環境で何かしらの傷を負い、普通に育つはずのものが育たなかった。そして、その影響はずっと続いていたのだ。

 

 同じ環境で育っても潰れずに強く生きれる人もいるだろう。でも私にとっては耐えられない過酷さだった。ただそれだけ。強さも耐性も人それぞれ違うのだから。

 

 こういう目に見えない傷や影響について知ろうと思ったら、自分で学んで情報取りに行くしかない。誰も教えてくれないし、みんな分からない。精神科や心療内科の先生ですら判断が相当難しいと思う(ハッキリ診断できる病は別だと思うけど)

 

 私も自分の苦しみの原因を断定は出来ないけど、恐らくこれだろうと思うものが二つある。機能性低血糖症と冒頭でシェアした発達性トラウマだ。今はこの2つについて調べケアの方法を学んでいる。そうやって自分で試して癒していくしかない。時には専門家の助けを借りながら。

 

これはあくまで私の場合。人によって治癒のために必要なものが違うと思うので、どうか参考程度に。

 

回復の段階によっても必要なものが違うと思う。カウンセリングにお世話になった時もあるし、心療内科に通った時もある。その時の自分にとっては、辛いときの助けになった。

 

人それぞれ物語が違うから何が回復に繋がるのかは分からないけど、お互いに諦めずに回復できたらいいね。私なんかよりずっと深い傷を負っている方もいらっしゃると思うので、軽々しいことは言えないけど。

 

いい先生と出会うこと

 今日は初めての歯医者へ。

 

 歯医者はに行くのは久しぶりである。以前は半年に1度くらいのペースで歯のクリーニング(歯石取りなど)に行っていた。行かなくなったのにはちょっとした訳がある。簡単に言うと、以前通っていた歯医者で気落ちすることがあったのだ。

 

 1年以上前だと思う。顎関節症を治療したくて県立病院の口腔外科で検査を受けた。結果、円板がずれているとのことだった。治療を受けられると思いきや「いつも通っている歯医者さんでマウスピースを作ってもらってください」とのこと。後日いつもの歯医者さんでマウスピースをお願いしたのだが、そこで衝撃の一言。

 

 「マウスピース作ってもなかなか治らないんだよねえ…」

 

 この先生はおそらく顎関節症を治したことがないし、治った事例もほぼ見たことないんだろう。治らない治療を形だけやるような心意気に心底がっかりした。作ってもらったマウスピースをしばらく使ってみたが、顎の調子が悪くなり止めてしまった。それ以降、歯医者に行っていない。治療も物腰も柔らかい先生で歯のクリーニングだけなら問題なかったのだが。

 

 時間とともに顎はさらに悪化し半分くらいしか開かなくなった。それでも歯医者に行く気になれなかった。また失望するんじゃないか、と。

 

 春になった。どうにも歯石が気になり歯医者に行くことにした。今日初めて訪れた歯科医院は、先生も歯科衛生士さんも皆さん親切で診察も丁寧でほっとした。

 

 歯石を取るつもりが、先に顎の治療をすることになった。顎は大事だから、と。レントゲンを取り、現在の顎の状態と治療方法について詳しく説明してくれた。重症っぽい。けど先生のお陰で前向きに治療する気持ちが湧いてきた。治すのが難しいかもしれないが、今より少しでも良くなればいいな。

 

 顎関節症で悩んでいる方は結構多いとのこと。症状のみならず、私と同じように治療をどうすればいいか分からない人も沢山いるようだ。まずは信頼できるお医者さんを探すのが大切だな、と今回思った。これから一緒に治療を頑張っていけそうだ。

 

 ちなみに私は20代の頃から顎の不調を感じていた。でも日常生活に支障がなかったので放置していたんだよね。気になる症状がある方は早めに受診することをお勧めする。

 

体を動かす

 もっと体を動かさないとなと、つくづく思う。

 

 まず日常生活で体を動かすことが少ない。移動は車。仕事は事務と軽作業。家事でもそんなに体力を使わない。掃除などの家事を積極的にやればいい運動になるのだが、最低限で済ませている。

 

 運動系の趣味もない。小中学生の頃は剣道をしていたが、高校では写真部だった。大人になってからは1年位フラメンコをかじったのと、ヨガをしていた時期がある。一瞬だけジムに通った時期もある。それ以降は自宅でちびちびと筋トレしたり、散歩をする位だ。

 

 圧倒的に運動不足。という訳で、近ごろは毎日少しでもいいから運動するようにしている。日常でも出来るだけ動くことを意識。エスカレーターじゃなく階段を使うとか。運動も大事だけど、普段から小まめに動くのも大切な気がする。

 

 運動内容は、有酸素運動と筋トレ、どちらかも取り入れるようにしている。最近はゆったりした全身運動の後に、10分HIITをやる。ややきつめの有酸素運動ミトコンドリアを増やすのにいいらしい。(参考記事その1その2

 

 きつめの有酸素ってどれ位か分からなくて、以前紹介した本に書いてあったことを参考にした。「最初はゆったりとした運動から始めて、途中、心拍数が1分間に120前後になる運動を7分くらい持続して行い、最後はゆるやかに終わります。これを週3~4日行ってください」

 

 心拍数120前後って、どの程度かと思ったら、はーはー息が上がるきつさだった。私の場合、この動画で心拍数120程度だった↓ 

 


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 今日やったんだけど、結構きつかった…。この位の強度か、と実感した。ぜーはーするまで動いたのいつぶりだろう。ランニングとかは無理だけど、10分なら何とかできるかも。ミトコンドリアのために頑張るか。

 

 とはいえ、ストレスになると続かないので、無理のない範囲で自分に合ったものをやる。例えば、私は同じ動きを何セットも繰り返す筋トレは嫌いなので、リピートなしのエクササイズする、など。散歩だけで済ませる日もある。とりあえずちょこっと動く。

 

 最近の運動事情はそんな感じです。みんな忙しいけど、いつ運動してるんだろ。

 

分けられないもの

今日何となく、こちらの本を再読した。

 

初めて読んだ時と今日とで、心に響いた箇所が違った。

 

前回は布の修繕のお話がとても心に残ったが、今回はこちらの箇所。

 

河合 無限の直線は線分と1対1で対応するんですね。部分は全体と等しくなる、これが無限の定義です。だからこの線分の話が、僕は好きで、この話から、人間の心と身体のことを言うんです。線を引いて、ここからここまでが人間とする。心は1から2で、体は2から3とすると、その間が無限にあるし分けることもできない。

小川 ああ、2.00000・・・・・。

河合 そうそう。分けられないものを分けてしまうと、何か大事なものを飛ばしてしまうことになる。その一番大事なものが魂だ、というのが僕の魂の定義なんです。

 

この後、魂についての話が続くのだが、その部分も面白かった。

心理学の世界では魂という言葉はアウトらしい。

 

引用箇所の、心と体は分けられないものである…

という部分が琴線に触れたのだが、私は数学で30点を取ったことがある人間。

恥ずかしながら数学的には理解できず、簡単に調べてみた。(こちらを参考にした)

 

字が汚くてすみません。3本目の線だけフリーハンドで歪んでいる雑さよ。

 

直線はどこまでも続く線。線分は点と点を結んだ線。

どちらの線の中にも、無限の点が存在する。

 

だから、2のポイントで分けようと思っても、分けられない。

どれだけ短い線分の中にも無限に点が存在するから…

という理解になりました。(間違ってたらごめんなさい)

 

数式で理論を証明してくれてるが、そこは難しすぎるので置いておく。

 

数学はハッキリ答えがある学問だというイメージなので

心と体の関係のように、分けられないものを説明できるのが、何だか面白かった。

 

でも、河合先生はこんなこともおっしゃっている。

魂だけで生きようとする人は挫折するんです。やっぱりこの世の中というのはね、何か難しいんですよ。

 

自分の物語を作るのは簡単ではなさそうだけど

それを一生懸命紡ごうとすることが生きるってことかな、とか思う。

 

このブログのタイトル「mind, body and soul」は

みんな心と体と魂、全身全霊で生きていけたらいいよね、

みたいな気持ちが少しあるんだ。

バラバラじゃなくて、三位一体的な。

 

魂と心(精神?)が何か?というのが難しいところだけど。

 

書くほどでもない浅い感想だけど、単純にこの対談本をおすすめしたかった。

何か感じるものがあった方は、ぜひ1度手に取ってみてほしい。

 

冷たいお尻

"女の子のヒップは白くて冷たい"

 

初めてこの曲を聴いたとき、冒頭でさらりと歌われたこの歌詞に

一瞬「えっ?」と驚いた記憶がある。

 

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若くてまともな恋愛経験もなかった当時の私は

「そうか…そんなこと知ってるのか」

「男性のお尻は冷たくないのか?」とか思ったものだ。

かわいいような、おバカなような。

 

以前は無自覚で、あまり気にしていなかったこのお尻の冷え。

最近は気になっていて、改善したくて色々調べているところである。

 

というのも、軽く筋トレした後もお尻が冷たいことが多いのだ。

 

例えばある日、10分程度の筋トレ動画を2つほどやる。

体が温まった感覚があるのに、お尻や太ももは冷たい。

脚やお尻などの下半身トレーニングをしたのに、だ。

 

そこで、お尻や股関節ストレッチを取り入れてみたが、あまり変化なし。

長期的に続けたらいい効果もあるとは思うけど、

すぐにお尻が温まる感じではなかった。

 

そして今日は、こちらの記事を参考にお尻をほぐしてみた。

これが結構よかった!

 

お家にマッサージボールがあるので

痛きもちいい程度の強さで、適当に2~3分ぐりぐりと。

すると、温かいとまではいかないものの

冷たくない、生ぬるい、常温(?)程度にはお尻の温度が上がった。

 

お~!(心の中で拍手)

 

筋トレしても温まらなかったのに。

ほぐすの、結構いいかもしれない。

取り入れて行こうと思います。単純に気持ちがいいし。

 

ちなみにお散歩した後は、お尻が温かったので

全身の血流をよくするのもいいかもしれない。お風呂とか。

 

お尻だけじゃなく、身体が全体的に冷えているので

根本的に生活改善を良くしていきたいなぁ。

少しずつ出来そうなところから。

 

精神症状と身体の関係

私のメンタル不調は、身体にも原因があった。

やっと気づけたのは、ここ数年のことである。

 

きっかけとなった本が幾つかある。まずは「うつ消しごはん」だ。

鬱病ではないが、何かヒントがあるかも、と手に取った。

 

血液検査などで体の状態を調べ、栄養を改善することで

症状が改善された例が幾つも載っていた。心療内科や精神科で

身体の検査をする病院はどれ位あるのだろう。

体全体を診てもらえるのはとてもいいな、と思った。

 

それから、他にも調べていく中で出会ったのがこちらの本(右)。

「新・低血糖症精神疾患治療の手引き」

医学的な専門用語が多くて、全部は理解できてないけど…

左は今日届いたので、これから読みます

私の場合は、本に書かれている症状にかなり当てはまっていて

「きっとこれだ」と確信に近い気持ちを持った。体にも問題があったんだ、と。

点と点が繋がるような思いだった。(あくまで自分の推測だけど)

 

低血糖症というのは、血糖値の調整能力が極端に低下する病気のこと。

様々な精神的・身体的症状が引き起こされる。

精神病だと思っていたら、実は低血糖症だった…という場合も少なくないようだ。

治療法は栄養医学。この本では分子栄養学に基づいた療法が紹介されている。

 

低血糖症の場合であれば、栄養療法で精神症状が良くなるのであって

 栄養医学で精神病が治ると言いたい訳ではありません。ご注意ください。

 

以前X(twitter)で、分子栄養学をトンデモ扱いする人を見かけた。

でもこの本では、しっかりと身体の仕組みを説明した上で

なぜ心身に症状が出るのか、なぜ栄養療法が必要かを解説している。

私は信頼できると思ったし、一度試してみることにした。

 

自分の体のことだから、自分で調べて、自分で試して、自分で学んで、

自分に合うものを見つけるしかないと思う。

 

現状は本を参考に、たんぱく質をしっかり摂るなど

出来そうなことを実践しているにとどまる。

(自己責任でやってます。持病をお持ちの方は、特にサプリは

お医者さんに相談してから取り入れた方がいいと思います。)

 

プロテインを飲み始めた時は、おならが臭くなったりした。

消化能力が弱っていたんだろう。

量を減らし、少しずつ続けたら、おならの臭さもなくなった。

 

今日はマグネシウム摂取の為、にがりを買ってみた。

炊飯時に早速入れた。味の変化は特にないので続けられそう。

規則正しい生活や、運動も重要。早めに寝るようにしている。

 

でも、自己流はやはり限界がある。

体の状態を調べてもらわないと、何が不足しているのか、

どう不具合が起きているのか分からないからだ。

 

ど田舎暮らしなので、こういった診察が出来る病院はない。

思い切って一度、遠方の病院へ足を運んでみようかと思っている。

 

もっと早く気づきたかったな。

若い頃からお腹がすくとヘロヘロで、これが普通だと思っていた。

 

けど、遅まきながら気づけてよかったとも思う。

少しでも良くなればいいな、と希望を持っている。

 

追伸:気になるけど本を読むのが辛い人には、こちらの動画をお勧めします。

   著者の柏崎先生が、体の仕組みについて説明している動画。

   健康な人も参考になると思う。

 

メインブログに2024/1/18に書いた記事を、こちらに移動しました)